伝わればそれでよし!私の韓国語に対する考え方
みりょんは両親の意向により小学校から朝鮮学校へ通った為、自然と韓国・朝鮮語を話せるようになりました。
でも韓国へ行った際、ネイティブに言葉を指摘され一時期自信を失ったことがあります。
そんなみりょんが再び自信を取り戻したのは、ある著名人の方がインタビューで英語を話している映像を見たことがきっかけでした。
韓国・朝鮮語を習得した経緯
アンニョンハセヨ!みりょんです。
※自己紹介はこちら→【はじめまして、みりょんです!】
この記事を読んでいらっしゃる皆さん、普段話している言語は何語でしょうか?
みりょんはと言うと、日常生活で使っているのは日本語。
相手と会話ができるレベルで話せるのが韓国・朝鮮語です。
初対面の方に自己紹介したら、
「日本語お上手ですね〜」
…とよく言われるのですが、日本で生まれ育っているので苦労せず習得できました☆
父は在日コリアン2世、母は日本人。
家庭内の言語は日本語。
そんな私がどこで韓国・朝鮮語を習得したかというと小学校〜高校まで12年間通った朝鮮学校(民族学校)でした!
あ、朝鮮学校なので正確には朝鮮語になります。
(朝鮮学校は北朝鮮系列の教育機関のため)
韓国語も朝鮮語も同じ言語ですが発音や語彙などが違ってきます。
※詳しくは最後の【豆知識】で解説します。
それに、韓国では韓国語、北朝鮮では朝鮮語とそれぞれ呼び分けているので一応区別してお話しますね。
今思えば、すごい環境だったな〜
何せ日本語の授業(日本学校で言う国語)以外は全て朝鮮語だったから!
学校の敷地内にいる間は先生や友達と話すのも、数学や音楽、美術などの授業も、恋バナにキャッキャと騒ぐのも、ぜーーーんぶ、朝鮮語!!
もちろん教科書やプリント、校内の掲示物も!!
もし日本語を使おうものなら…
あ~~!? 今日本語使ったな~~~!
ハッ!! し、しまったーーー!!
ウリマル100%運動、がんばろう!
…と、注意が飛び交う(^^;) もちろん朝鮮語で。
※ウリマルとは朝鮮語で「私達の言葉」
いや〜真面目だったな〜
特に小学校の頃は。笑
でも、そんな環境だったからこそ小学1年生から朝鮮学校に入った私でもすぐに朝鮮語ペラペラに。
環境って大事〜( ˘ω˘ )
そして卒業後、しばらくして韓国ドラマブームが訪れるのですがそこではじめて本場の韓国語を聞いてびっくりするんです!
ネイティブに指摘された一言
韓国ドラマブームが到来し「冬のソナタ」や「オールイン」などを観てまず最初に思ったこと。
イントネーションが全っっ然違うっっっ!!!(驚)
いや〜ほんと衝撃でしたね★
でも、本当にショックだったのははじめての韓国旅行時、ネイティブの方に言われた一言↓
あなた、年寄りみたいな喋り方するのね~
これがショックでショックで(苦笑)
何故か聞いてみると使う単語が古い、とのこと。
確かその時「お店」のことを점판(チョンパン)と言ったのですが、今は가게(カゲ)って言うのよ〜と。
この経験から一時期、「韓国・朝鮮語を話せます」と言えなくなりました。
単語もそうですが、私が1番気にしたのが発音…イントネーション。
在日語と言われ区別される程ネイティブの韓国語とは違ったんですよね〜
当時の私はそれを恥ずかしい!と思って韓国のラジオを聞きまくったのですが、聞くだけじゃあまり効果がなく…
結構長い間この呪縛に囚われていたある日、テレビである人のインタビューを見て吹っ切れます。
自信を取り戻したきっかけは「本田圭佑さん」
長い間、自分が話す韓国・朝鮮語に自信が持てず苦悩していたある日。
ふと目にしたテレビのインタビュー映像に釘付けになりました。
世界各国の記者に囲まれてのインタビューだったので英語で受け答えされていたのですが、その英語がものすごく日本語っぽい英語だったんですね。
(イントネーションがネイティブじゃないという意味で)
でも、堂々と。
まるで物怖じしないその姿がめちゃくちゃカッコよくて。
よくよく振り返ってみると、イントネーションが多少違っても伝えたいことは伝わっていたな…と。
本田さんのインタビューを見てやっと気づきました。
そうだ!伝わればいいやん!!
本田さん、ありがとぉぉおおおっっっ!!!
もし「お店」という古い言葉が伝わらなかったら「商品を売っているところ」と言い換えて伝わったら何も問題ナッシングぅ!!
それからというもの、韓国語を話すことの恥ずかしさはなくなりました(^^)
伝わればそれで良し!!!!!
これがみりょんの言語に対する今の考え方です♪
韓国語だけでなく、すべての言語に共通して言えることだと思うので、母語以外の言語を学習中で過去のみりょんと同じような悩みを持っている方にも届け~~~!!!
(/・ω・)/とりゃー!!
ちなみに高校卒業後、韓国語に触れる機会が多い今は話せる言語を紹介する時は韓国・朝鮮語と言うようにしています。
他にもコリア語、高麗語という呼び方もあるそうですよ〜♪
【豆知識】朝鮮語・韓国語・ハングルの違い
最後に、ほほぉ~という豆知識をご紹介♪
上記でも少し触れましたが、具体的に「朝鮮語」と「韓国語」はどう違うのか?
- 朝鮮語は、北朝鮮の平壌(ピョンヤン)で使われている言葉
- 韓国語は、韓国のソウルで使われている言葉
…を指します。
英語で例えると、イギリス英語とアメリカ英語くらいの違いですね~
元は同じ言葉でしたが、戦争によって南北が分断され交流がなくなった為、それぞれ進化していったんですね~
それからもうひとつ!
「韓国語とハングル語はどう違うの?」とたまに聞かれるのですが、答えはこちら↓
- 韓国語は、話し言葉
- ハングルは、書き言葉
ハングル(한글)は朝鮮の文字そのものを指します。
日本語で例えると、「韓国語→日本語」「ハングル→ひらがな・カタカナ・漢字」。
この豆知識を含めたショート動画があるので、興味がある方は下記のサムネイルから覗いて見てください(^^)