私が在日“韓国人”ではなく在日“コリアン”を公言する理由
「自分は何者か?」
これまでも、そしてこれからも問い続けていく質問に対するひとつの答え。
日本と2つのコリア
アンニョンハセヨ!みりょんです。
※自己紹介はこちら→【はじめまして、みりょんです!】
本日はタイトルの通り、私が自己紹介をする際なぜ在日“韓国人”ではなく、在日“コリアン”を公言するのか…についてお話したいと思います!
そうですね~
ちょうどわかりやすいエピソードがあるのでそちらを交えてお伝えしましょう♪
昨年9月、南大阪朝鮮初級学校にて折り紙ちょごりワークショップのイベントが開催されました。
有難いことに、そのイベントの様子が大阪トンポ通信さまにて紹介された時のこと。。。
\ みりょんが折り紙ちょごりについて語っています! /
こちらのインタビュー記事の中でコリア・コリアンという言葉が出てくるのですが、実は校正の段階ではコリアではなく韓国だった箇所がありました。
韓国と日本の友好の架け橋になりたい
きっと記者の方はわかりやすく書かれたと思いますが、私が友好を望むのは韓国だけじゃないんですね~
元は同じ民族、戦争で分断された朝鮮半島の北側の国、北朝鮮も含まれるんです。
●朝鮮民主主義人民共和国
Democratic People’s Republic of Korea
デモクラティック ピープルズ リパーブリック オブ コリア
●大韓民国
Republic of Korea
リパーブリック オブ コリア
英語の表記では同じKorea(コリア)。
国も政治も組織もしがらみも関係なく、同じ民族として在りたい。
その想いから、
…と訂正させて頂いたのでした(^^)
自分は何者か、と問い続けた先に
父が在日コリアン2世・母が日本人の間に生まれた私は、日本の地で12年間民族教育を受け社会に出ました。
在日コリアンに囲まれて育った学生時代と違う環境は、本名を名乗る私に対してあたたかく優しかったけれど、自己紹介の度に
「いつ日本に来られたんですか?」
「日本語お上手ですね」
…と、何気なくかけられる言葉に常に“自分は何者か”を意識させられました。
- 自分にはコリア(朝鮮民族)と日本のルーツがある
- 生まれも育ちも現在暮らしているのも日本
- 物心ついた時から家庭内では日本語が主流
- 保育園は日本の私立へ、小中高校は朝鮮学校で朝鮮語と朝鮮の歴史を主に学んだ
- 16歳の時にアボジ(父)が子ども達の国籍を朝鮮籍から韓国籍に変えた
- 在日1世のハラボジ(祖父)・ハルモニ(祖母)の故郷には行ったことがない
- 韓国旅行時、ネイティブの方から「年寄りみたいな喋り方」と笑われた
- 結婚後はパートナー(夫)の通名と本名、2つの姓を名乗ることになった
- 韓国・朝鮮語は意識して使わないとどんどん忘れていく
などなど。。。
この葛藤がそのまま、創作する上でのコンセプトに繋がっていくのです。
\ 折り紙ちょごりについてはこちらの記事をチェック♪ /
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\ この子達についてはこちらの記事をチェック♡ /
「自分は何者か?」と自問自答し、ひとつの答えを得るまでは自己紹介の時に国籍のまま在日韓国人と伝えていましたが、上記でお話した考えに至った時から在日コリアンに変わったのでした(^^)
たまーに「在日コリアンです!」と言っても伝わらない時があるので、その際は「在日韓国人」と言い直します。
うん。臨機応変、大事。笑
この先、みりょんがコリア・コリアンという言葉を使う時はそういう想いが込もっているのだと感じていただければ幸いです。